CPUとは、パソコンにおける「頭脳」と呼ばれ、パソコンの処理における中心的な役割を担う非常に重要なパーツです。
この記事では、CPUの仕組み、性能を決める要素、主要な製造メーカーについて、IT初心者の方にもわかりやすく解説します。
CPUとは?
CPUとは、「Central Processing Unit」の略称で、パソコンにおける「頭脳」のようなものです。
パソコン内部で様々な処理を行うための中心的な役割を担います。
CPUが動作しなければソフトウェアもゲームなどのアプリも何も実行することができませんし、CPUの性能が低いとパソコンの処理速度も遅くなるため、パソコンの中でも非常に重要なパーツです。
CPUには、「演算」「制御」の2つの役割があります。「演算」ではソフトウェアやアプリ等から要求された処理、計算を行い、「制御」ではメモリへの保存等を指示します。
CPUってどんな見た目?
CPUは、5cm×5cmくらいの正方形の薄い板のような見た目をしています。
裏側にはマザーボード(基板)と接続するための端子がびっしり並んでいます。
よくパソコンで動画を見たり重いアプリを使うとパソコンが熱くなったりしますが、それはCPUが大量の処理を行うあまり温度が上がっているためです。その対策として、パソコンには扇風機のファンのような、冷却用のCPUクーラーが付いていることが多いです。
CPUの性能を決める要素とは?
CPUの性能はパソコンの処理速度に直結するため、自分の用途にあったCPUを選ぶことは非常に重要です。CPUの性能を決める要素は、2つあります。
①クロック数
一つ目が、クロック(=周波)数です。一秒間にどれだけの量を処理できるかを表す数字で、名称の横に書いてある「3.5GHz」のような数字を指します。このクロック数が大きいほど処理速度が速いものになります。
②コア数
二つ目が、コア数です。コア数とは、「1つのCPUの中に入っているCPUの数」のことです。1つのパソコンにいれられるCPUは基本一つですが、CPUの中にも小型のCPUを何個か入れることができます。
このコア数は同時にどれだけ作業ができるかを表す数字で、例えばコアが2つあると君は動画、君はネット検索、と作業を分担して効率的に処理を行うことができます。つまり、このコア数も大きいほど性能が良いものになります。
CPUの主なメーカーは?
CPUは、「intel」と「AMD」が主なメーカーで、「intel」は「Core i(コア・アイ)シリーズ」、「AMD」は「Ryzen(ライゼン)シリーズ」が有名です。
intelはCPUメーカーとして一番メジャーで流通量も多いのに対し、AMDは流通量はintelに劣りますが、パソコンの画像処理能力に大きく関わる「グラフィックボード」に力を入れているため、ゲームや動画編集をする方には人気があります。
とはいえ、基本性能は先ほど説明した2つの数字で判断でき、メーカーごとに大差はないので、「intelのCPUだからこっちにしよう」という選び方をする必要まではないかと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。CPUはパソコンの頭脳として中心的な役割を担う、重要なパーツです。仕組みをしっかり理解し、最適なCPUを選択できるようになりましょう。
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