ネットワークの頻出用語、輻輳とは?意味、原因、対処法をIT初心者にもわかりやすく解説!

3分でわかるIT基礎用語
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輻輳とは、通信回線やネットワーク機器の一部にアクセスが集中することで、特に通信業界では頻出の基本用語です。この記事では、輻輳の意味、発生原因、対処法まで、IT初心者の方にも分かりやすく解説します。

輻輳とは?

輻輳とは、もともとは複数のものが一箇所に集中することを意味します。特に通信、ネットワークの分野においては、通信回線やネットワーク機器の一部にアクセスが集中することを指します。この輻輳が発生すると、通信が遅延したり繋がらなくなったりします。

輻輳が発生する原因は?

①通常よりも多くの通信が発生している

一つ目が、通常よりも多くの通信が発生している場合です。例えば人気ブランドの新作商品の申し込み開始時刻にWebサイトのアクセスが殺到して、しばらくサイトのリンクに飛べずイライラしたような経験がある方も多いと思います。それは、そのサイトに通常時より多くの通信が流れ、輻輳が発生しているゆえの現象です。輻輳だけで済めばまだしも、最悪の場合はサーバーごと落ちてしまうこともあります。

②ネットワーク帯域が不十分

二つ目が、ネットワーク帯域が不十分な場合です。1つ目のパターンのような一時的にアクセスが集中する場合はどれほどのアクセスが予想がつかない時もありますが、例えばオフィスのインターネットがいつも朝と夕方遅くなる、、といった場合は、そもそもオフィスのインターネット回線の帯域が足りていない可能性が高いです。ある程度通信量の傾向がわかっているのであれば、それにあった適切な帯域の回線を選択する必要があります。

輻輳が発生しないためにはどうすればいい?

先ほどの新作商品の話のように、服装が発生することで企業の大きな機会損失にもなり得るため、なるべく輻輳が発生しないようにしなければなりません。

①帯域保証型の回線にする

一つ目が、帯域保証型の回線にすることです。通常家庭などに引くインターネット回線は「ベストエフォート」と言って、実際にどの程度の帯域が出るかは状況によってわからない、保証はしないというサービス形態です。が、それでは常にor一時的に大量の通信が流れるようなネットワークでは帯域が足りず、輻輳が発生してしまう可能性が高いです。

そこで、帯域保証回線と呼ばれる回線を使うことが有効です。帯域保証回線であれば、例えば500Mのものを契約すれば、常に500Mは必ず通信帯域が保証されているので、ベストエフォート回線に比べて通信が格段に安定します。

②IPoE回線にする

二つ目が、IPoE回線にすることです。IPoEとは通信方式を指す言葉で、旧来のPPPoEに比べて帯域幅が広く、輻輳が発生しづらい回線になっています。もし今使っている回線がPPPoE回線の場合は、IPoE回線に変えることで輻輳が解消される可能性があります。

おわりに

いかがだったでしょうか。輻輳は私たちの身近でもよく発生している通信の基礎的な用語です。意味、原因、対処法をしっかり理解しておきましょう。

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