3分でわかる!FMCとは?スマホを内線化?仕組み、メリットをわかりやすく解説!

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働き方改革が進み、自宅やカフェなど様々な場所で働くようになったことで、従来のオフィス電話が機能しなくなり、電話のあり方を再定義することが多くの企業で急務となっています。

そこで最近話題なのが、携帯電話一台で内線も外線も利用出来る「FMC」サービスです。

この記事では、FMCサービスの仕組み、メリット等をIT初心者の方にもわかりやすく解説します。

FMCとは?

FMCとは、「Fixed-Mobile Convergence」の略称で、直訳すると「固定通信と携帯電話の融合」です。携帯電話端末を企業の内線電話端末として使えるサービスで、携帯電話1台で社内外を問わず、内線も外線を利用することができます。

従来は社員が常にオフィスに出社しているのが当たり前で、電話は基本オフィスにある固定電話でした。お客様など外からかかってくる電話は外線と呼ばれ、外線が来ると出れる人がまず出て、担当者に取り継ぎます。その際に2桁くらいの内線番号をプッシュして、違うフロアなどにいる担当者にも取り次いでいました。

しかし、働き方改革が進み、自宅やカフェで仕事をすることが増えたことで、内線で担当者に繋ぐ、ということが難しくなりました。そこで登場したのがFMCサービスです。内線番号をpushするとその担当者の携帯に着信できるようにすることで、携帯電話1台で外線も内線も可能になります。

そもそも…内線って必要?

とここまでの説明で、「そんなわざわざ内線と連携させなくても、いっそ内線無くしちゃえばいいんじゃないの?」と思った方もいるかと思います。社員に一人一番号配って、お客様からの電話もそこに直接かけて貰えば、別に内線がなくても仕事ができるように思えますよね。

業界によっては、オフィスの固定電話を廃止して徐々に一人一番号に移行する企業も登場してはいます。しかし、実際企業の代表番号を完全になくす、というのはなかなかハードルが高いことです。

筆者の勤務先も営業担当者は一人一番号持っていますが、未だに頻繁に代表電話がかかってきますし、リモートワークな分電話を取る人が少なく、出社する人の大きな手間になっています。

だからこそ、内線を残しつつ電話取次ぎを効率化するFMCサービスは、働き方改革が進んでいる今多くの企業で必要とされているのです。

FMCの仕組みは?

どんなサービスかはわかっていただけたかと思いますが、実際にはどんな仕組みで固定電話と携帯電話を融合させるのでしょうか?

企業がFMCを使うには、①PBXをFMC用回線でIP電話網に接続し、②FMCサーバーが090や080で始まる携帯電話番号と内線番号を対応付けする必要があります。そうすることで,企業内の固定電話から携帯電話の内線番号をpushして通話することが出来るようになります。

ただし、注意点として、①で固定電話網とIP電話網を接続するには、キャリアが同じでなければなりません。そのため、社員に配っている携帯がドコモ、ソフトバンク、、とバラバラの場合は、このFMCサービスは利用できません。

FMCのメリットは?

電話の取り次ぎ業務の効率化

一つ目は、電話の取り次ぎ業務の効率化です。FMCサービスを利用することで、外線着信を内線番号から自動で個人の携帯に転送させることができます。FMCがないと、内線につないでもリモートワークや外出中で担当者が電話に出ず、要件や担当者の名前をメモして電話を切り、連絡先一覧から担当者の名前で調べて電話をかけて…と大変手間がかかりますし、一度電話を切る分お客様を待たせてしまい、顧客満足度の低下にもつながりかねないので、このメリットはとても大きいです。

通信コストの削減

二つ目が、通信コストの削減です。携帯電話を内線化することで、例えば営業社員の固定電話は減らして携帯電話に移行するなど、通信コストの削減が見込めます。また、内線は基本定額のため、通話料金が無料となるのも大きなメリットです。

おわりに

いかがだったでしょうか。働き方改革が進む中で、電話のあり方も働き方に合わせて変えていくことが求められています。企業の特性、規模によってもあるべき姿は変わってきますが、今回ご紹介したFMCサービスは今後もっと普及していくでしょう。

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